こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。47才になる松井俊英さんをご存じですか?
24年11月まで日本ダブルスランキング1位(現在6位)、24年9月まで現役最年長ATPシングルスランカーのレジェンドです。
ベテラン大会ではなく一般・且つ、プロの世界でなぜ20年近くトップに君臨できるのでしょうか?
非常に身体を大切にしており、ダブルスの特性を活かして、サーブ・リターンのショットを重視。戦術やテニスへの取り組みも見習うべきところが多いです。
本日は日本テニス界のレジェンド松井俊英さんを紹介。ベテランテニスプレイヤーも、普段試合に出場していない土日テニスプレイヤーも、勉強になると思いますので参考にしてください。
松井俊英プロのプロフィール
- 日本ランキング:ダブルス6位(24年11月まで1位)ATPランキング172位
- シングルス:ATPポイント獲得を目指している。(現役世界最年長を目指す)
- 25年デビスカップ候補に選ばれる
- ATPチャレンジャー大会 シングルス準優勝 ダブルス優勝10回
- 全日本選手権 シングルス準優勝 ダブルス優勝6回
4月19日に47才になる現在でも日本トッププレイヤーです。ダブルスよりはやや落ちるがシングルスも現役で、今年ATPポイントを狙っている。

現役で戦い続けられる秘訣
先日ヤフーニュースに松井俊英、46歳で現役を続けられる秘訣とは? トレーニングやメンタル面語る記事がありましたので、それを基に紹介。
身体を大切にしている
テニスはオフシーズンが少ないので怪我をしないように、コンディション維持を入念にしています。ウエイトトレーニングより、可動域の向上や、インナーマッスル、心肺機能の向上など総合的なバランス調整に力を入れている。
一般の40代50代の人へも身体のケアに気を遣ってほしいと。練習前日には睡眠時間を少し長く取ることや、疲れや筋肉が張っているときはマッサージをするなど、気づきは怪我の予防になる。
ダブルスの特徴を活かしている
ダブルスはサーブ、リターンなど1球目でポイントの態勢が決まることが多いです。松井プロは若い時からシングルスでもサーブ&ボレーのスタイルのため強いサーブが打てます。
年齢を重ねスピードを鍛えるのではなく、スピン量の変化であったりコース、スピードを変えバリエーションを増やしサービスの優位性を活かしています。
ダブルスのリターンは返すだけではいけないので、相手にぶつけるストレートリターン、チップ&チャージやロブで攻めることもしています。
練習でもプライオリティは第一打目において、その精度が上がるように身体も作っています。戦術やその他のショットはその後です。
【ベテランテニス】ダブルスに出場するメリット5選!エントリーしてみましょうの記事も参考にしてください。

写真:テニス365.net
周りのサポートを得ながら、常に謙虚な気持ちで学んでいく
1人で戦い続けるのは無理で、仲間や周囲の存在は大きくて感謝しながら戦っています。セルフコーチングのスキルもありますが、ちょっと相談できたり、話せたりする存在というのは心理的に大きいそうです。
後輩やコーチのアドバイスも謙虚な気持ちで1回は試してみて、採用しないこともあるが、最初から周囲の意見をブロックしないようにしているそうです。
この年齢でもまだ上手くなると思えるメンタル
時代も進化してきていることもあり、この年齢でも「ちょっとでも上手くなる」「まだ進化できる」って思って日々やっている。
スポーツ科学と道具の進化も大きいと思います。テニスだけでなく、スキーの葛西選手など50代でも第一線で活躍しているなんですごいですよね。
一般プレイヤーならなおさらだと思います。私フォアスラも50才になってスライスサーブを覚え、今では得意ショットとしています。フォアスライスも40代後半で独自進化しました。
プロの世界であればダブルスの方が年齢がいっても戦えるのかもしれませんが、ベテランテニスや普通のトーナメントではむしろシングルスの方が年齢の差をカバーできるのではと思っています。
ダブルスはサーブ、リターンの強さがどうしても必要で、その寄与が大きいです。シングルスはどのショットを使っても正解があり、多くの選択肢を相手と自分のショット技術と照らし合わせ、都度判断する総合力勝負。
詳しくはシングルスの試合に出場するメリット5選!の記事をご覧下さい。
まとめ
- 47才になる松井俊英プロは今も進化を続ける日本トッププロ
- 身体のケア、戦略、成長意欲、テニス観など一般やベテランプレイヤーにも大変参考になる
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