こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。ベテランの大会のコートサーフェスはご存じですか?
Dグレード以上の大会のほとんどが、砂入り人工芝(オムニ)です。その他、11月に佐賀で天然芝のグラスコート選手権、そして5月に大阪で関西ハードコートが行われます。
つまり足の負担が軽く、球足が遅くバウンドの安定した砂入り人工芝(オムニコート)のコートサーフェスがほとんどのため、天然芝とハードコートの大会をスキップする人も多いです。
国際大会はハードコートとクレーコートが主のため、本来ならば一般の大会だけでなく、ベテランも合わせていかないと、日本がガラパゴスとなる要因となっている気がします。
コートサーフェスに関しては後日記事にまとめようと思いますが、本日は唯一のハードコートの関西ハード大会を紹介します。他の大会との違いを知り、ハードでもテニスを楽しみましょう。
関西ハードコートベテランテニスス選手権大会
Dグレード、シングルスは3セット、ダブルスはファイナル10ポイントタイブレークの方式です。
大阪の江坂テニスセンターで開催。新大阪駅から一駅で立地が良い。
インドアのコートもありますが、大会は屋外コートのみ。コートはきっちり整備されており、右側と左側でやや跳ね方は違うものの、良いコートです。

関西ハードコートベテラン大会の特徴
- 同時期に関東オープンBグレードが開催されています。関東オープンは全日本の次に大きな大会なので特に東日本の競合選手はそちらに参加
- Dグレード以上唯一のハードコート。普段ハードコートで練習や試合をしていない人も多いので、不参加の人も多い。
- ゴールデンウイーク明けの土日に絡めて、序盤が行われる。今年は55才のみ木曜スタート、その他は土曜スタート
- 例年雨で日程が乱れる。ハードコートは少しの雨でも滑るため危険です。中断され、雨がやんでも乾くまで時間がかかります。例年大会延期が多く、棄権も多い大会です。
- 特にダブルスは出場者が少ない。3ドローの場合は総当たりで、1勝1敗でも準優勝
国際大会はハードが主流
国際大会はハードコートが主流で、ヨーロッパではクレーが多い。ATP・WTAツアーはもちろん日本で行われる下部大会でもハードが多いです。
現在、有明(ハードコート)で安藤証券オープンが行われていますのでそちらの記事もご覧ください。
日本では砂入り人工芝(オムニコート)が主流で、ハードやクレーが嫌いな人が多いです。ハードは体に悪い、クレーはイレギラーが多く気持ちよくテニスできないなどの理由がありますが、一番は慣れていないことだと思います。
砂入り人工芝(オムニ)も整備が悪かったり、砂が少なかったりすると引っ掛かりやすいく、体に悪くないとは言えないと伊達公子さんは言っています。
以前私フォアスラが中国に赴任していたとき、中国ではハードコートばかりでした。質の良いハードコートが多く、特に体に悪い気はしません。また、普段からハードのため、日本で帰国したときに砂入り人工芝(オムニ)でする方がしっくりこなかったです。
つまり慣れです。しかし、私も今は砂入り人工芝(オムニ)ばかりのため、オムニに適応したテニスプレーとなっています。
ベテランの大会は無理にハードやクレーを増やす必要はありませんが、世界に羽ばたくジュニアや現役プロを育てるためにも世界基準コートが増えることが望ましいと考えます。
26年の愛知アジア大会で東山コートがハードに改修されています。大会後、このハードをベテランの大会で使っていくか注目したいと思います。

まとめ
- 5/8からDグレード以上で唯一のハードコートの大会、関西ハードベテランテニス選手権が始まります。
- 同時期に関東オープンがあることと、ハードはあまり好きでない人も多いので、参加者はあまり多くありません。
- 少しの雨でも中断し、晴れても乾くまで開始できないので、日程が乱れやすいです。例年多くの棄権が発生。
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