こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。安藤証券オープンに続き、カンガルーカップ国際女子オープンテニス2025が行われることをご存じですか?
W100の下部ツアーとしては最も高いグレードで、同じ日本開催のため、安藤証券オープンの出場者がかぶります。伊藤あおいと柴原瑛菜もエントリーしており、順当にいけばまた壮絶な対戦が期待されます。
昨年は内島萌夏選手が優勝し世界に羽ばたくきっかけとなった大会。古くは2008年にクルム伊達公子選手が復帰戦に選んだ大会です。予選から出場し準優勝。その年の全日本選手権を優勝しています。
現在世界ではクレーコートシーズンです。本来ならばヨーロッパで複数の日本人選手がATPツアー、WTAツアーに参戦してほしいのですが、男子では錦織圭選手と西岡良仁選手。女子では大阪なおみ選手と内島萌夏選手のみがツアーダイレクトイン参戦。
昨年の内島萌夏選手のように、この大会からステップアップしてほしいです。本日はカンガルーカップ国際女子オープンテニス2025を紹介します。
カンガルーカップ国際女子オープンテニス2025
現在WTAマドリード1000が行われ、来月グランドスラムの全仏ローランギャロスがあります。WTAチャレンジャーの下部ツアーでITF女子ワールドテニスツアーがあります。
岐阜カンガルーカップ国際女子オープンはその中でも最も高いグレードで現在開催中の安藤証券オープンと同じW100のグレード。
100位~200位の選手がメインのため優勝ポイント100はWTAランキングを上げるチャンスですので、安藤証券オープンと2週連続で出場する人が多いです。

出場選手
伊藤あおい選手と柴原瑛菜選手をはじめ、安藤証券オープン決勝進出の園部八奏選手、高校生の木村心優選手がWC出場すます。
また、伊藤あおい選手にめっぽう強い石井さやか選手の出場も見逃せません。石井さやか選手の父親は横浜ベイスターズで活躍した石井琢朗。今年のマイアミオープンWTA1000の本戦にも出場しています。

昨年優勝の内島萌夏選手
昨年は内島萌夏選手が第4シードから優勝。先日のビリージーンキングカップではシングルスで2勝し、日本代表のエースとして活躍。
オープン・ドゥ・ルーアンWTA250ではベスト8、現在行われているマドリードオープンWTA1000でシード選手と倒し3回戦進出しています。
来年にはカンガルーカップ出場者からクレーシーズンツアーに出ている選手が増えてほしいです。

2008年クルム伊達公子復帰戦でいきなり準優勝
2028年クルム伊達公子さんが、復帰を宣言。全日本選手権をWCではなくポイント取得で出場することを目標とコメント。日本人女子プロに刺激を与えたいとの復帰。
衝撃的な「復帰宣言」をしてから、「本当にやれるのか?」「どの程度、本気なのか?」「復帰の真意は何なのか?」というファンや関係者たちのさまざまな憶測や期待、不安が交錯する中、カンガルーカップが始まる。
シングルスはWCではなく予選から出場した本大会。予選3勝、本選でも4つの勝ち星を連ね復帰第一戦でのシングルス決勝進出を達成。さらに、高校生の奈良くるみ選手と組んでのダブルスでは優勝。
本選初戦で対戦した世界ランキング187位藤原里華選手に2−6、6−4、6−4で勝利。3回戦では世界ランキング80位中村藍子選手に7−6、4−6、6−3で勝利。
結局この年の全日本選手権を優勝し、翌年WTAツアーに復帰している。
ちなみに、2008年は砂入り人工芝のコートであったが、伊達公子さんの意見もありハードコートに改修し世界基準コートになっています。

写真:スポーツナビ
まとめ
- 2週連続のW100のITFITF女子ワールドテニスツアー、カンガルーカップが開催されます。伊藤あおいと柴原瑛菜もエントリー
- 昨年は内島萌夏選手が第4シードから優勝、その後日本のエースとして活躍、直近のWTA250でベスト8、マドリードWTA1000で3回戦進出しています。
- 2008年大会はクルム伊達公子さんの衝撃的な復帰戦。日本人トッププロを次々と倒し、シングル準優勝、ダブルス優勝。その年の全日本を優勝しています。
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