こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。皆さんATPツアーでもベテラン選手が活躍していることをご存じですか?
先週マイアミオープン(ATP1000)でジョコビッチが惜しくも準優勝でした。デミトロフは昨年のマイアミでアルカラスを破っています。モンフィスも常にランキング50位以内をキープし、今年ATP500でフェデラーの最年長記録を塗り替えツアー優勝しています。
チリッチも昨年杭州オープン(ATP250)を優勝しており、われらの錦織圭も今年ATP125の大会で準優勝しています。
パワー全盛時代になぜ彼らベテラン選手は活躍できるのでしょうか。スポーツ科学が発達したことでフィジカルに加え、技術、戦術、メンタルの総合力勝負となりベテランの経験が活かせるのでしょう。
これらはベテランテニスプレイヤーにとっても朗報です。大いに参考にしましょう。
ノバク・ジョコビッチ(37才)
史上最強のテニスプレイヤー
- グランドスラム24勝(歴代1位)
- ビッグタイトルの獲得数72(歴代1位)
- キャリアスーパースラム(史上2人目)
- トリプル・キャリア・グランドスラム(男では1人)
- ダブル・キャリア・ゴールデン・マスターズ達成者(史上初)
- 世界ランキング1位通算在位428週(歴代1位)
史上最強はフェデラーともナダルとも言われていたがやはりジョコビッチの成績がさらに抜けている。
37才の今でもランキング5位でマイアミマスターズ1000準優勝。ジョコビッチは規格外のためベテランになってもすごいが、今後もトップとして活躍してほしい。

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)
グリゴール・ディミトロフ(33才)
昨年3月のマイアミオープン(ATP1000)でアルカラスを破り、11月にランキング10位に返り咲いたベテランです。トップ10の唯一のバックシングルハンドとしても話題になりました。
錦織圭もスライスを使いたがっていることについて記事を書きましたが、デミトロフがアルカラスやシナーの早い球に対応できるのにスライスがあるからと解説しています。
これは高速の球や攻め気をいなすショットでもあり、ベテランの経験も活かせているのでしょう。現在もランキング18位ですが今後もトップレベルでの活躍を期待しています。

写真は(C)Getty Images
ガエル・モンフィス(38才)
おそらくテニス選手の中で身体能力ナンバーワンと思われます。どこまでも追いつくプレーや時折見せる弾丸ショットは見てて楽しい選手です。
38才になった今はさすがにスピードは衰えていますが、ランキングはさほど落ちておらず、ここ数年ずっと高いランキングを維持しツアー優勝もしています。
今年に行われたASBクラシック(ATP250)でツアー13勝目を挙げ、1年3ヶ月ぶりのツアー優勝を果たしました。、38歳2ヶ月でツアー優勝をしたフェデラーを抜き、38歳4ヶ月で最年長ツアー優勝記録を塗り替えています。
今年の大会でも全豪4R、バリパオープン(ATP1000)3R、マイアミオープン(ATP1000)4Rと好調が続いておりまだまだ活躍が期待できます。

写真はUSオープンでのガエル・モンフィス(フランス)(Getty Images)
マリン・チリッチ(36才)
錦織圭と名勝負の多いチリッチですが近年怪我でランキングを大きく落としていました。
昨年杭州オープン(ATP250)で優勝しツアー21勝目を挙げ復活しています。ジャパンオープンで錦織圭と初戦で対戦したことも記憶に新しいです。そのときは錦織圭の勝利。
ランキングはまだ低いですがトップ50に復活してほしいです。

マリン・チリッチ【写真:Getty Images】
錦織圭(35才)
今年の開幕戦香港オープン(ATP125)で6年ぶり13度目のツアー制覇まであと一歩届かず、準優勝となりました。昨年はチチパスをストレートで破ったりトップ選手とも対等に戦えています。
なんといってもファイナルセット勝率歴代2位の勝負強さが魅力的で、彼がいるとツアーが楽しくなります。

画像提供: ゲッティイメージズ
まとめ
今トッププロでもベテラン選手が活躍している
- マイアミオープン準優勝、史上最強ノバク・ジョコビッチ(37才)
- アルカラスを破ったグリゴール・ディミトロフ(33才)
- 38歳4ヶ月で最年長ツアー優勝記録者、ガエル・モンフィス(38才)
- 杭州オープン(ATP250)で優勝しツアー21勝目復活、マリン・チリッチ(36才)
- 日本の宝、錦織圭(35才)
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