【女子テニス国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ】杉山愛監督の采配に注目

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こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。4/11~13日に国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップのファイナル予選が東京で開催されるのをご存じですか?

昨年惜しくも優勝したイタリアに準々決勝で負けましたが、今年も上位進出の可能性があります。

日本のテニスプロはほんの一握りの人だけがテニスで食べていけます。日本はこれだけテニスの裾野が広く、世界トップは4大大会ですごい賞金ですので、もっとプロ選手が多く活躍してほしいと願っています。

そのためにも国別代表戦での活躍や日本でのツアー開催、チャレンジャーやITFの大会を誘致をしてほしいです。

杉山愛監督も大会誘致やスポンサー集めにも奔走され、今回の国別対抗戦でも大阪なおみ選手にも声をかけていました。

シングルスメンバーで日本のエース内島萌夏、フォアスラでおなじみの初選出伊藤あおい、昨年ファイナル2勝の柴原瑛菜、ダブルスの穂積絵莉、青山修子とほぼベストメンバー

予選では2023年チャンピオンのカナダルーマニアと対戦し、1位チームがファイナルへ進出できます。日本開催のため相手はベストメンバーでないチャンスを活かしてほしいです。

本日は国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ ファイナル予選 グループAの紹介をいたします。

国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ のしくみ

男子のデビスカップに相当する国別対抗戦で以前はフェドカップと言われていました。

2020年から1か所で1週間かけて「BJKカップ・ファイナルズ」として開催されることとなりました。12か国(前年決勝進出国と開催地、ワイルドカード、予選勝ち上がりの8か国)が3か国ずつ4つのグループに分かれてラウンドロビンを戦います。

2025年開催地が深圳なので中国と昨年優勝のイタリアがすでに出場することが決まっています。残りの6チームをかけて、今回予選として3チーム総当たりで争います。

Aグループの日本は東京にて2023年チャンピオンのカナダとルーマニアと対戦。2日目の4/12にルーマニア、4/13にカナダと対戦します。

1996年”有明の奇跡”が起こった!! フェドカップ、日本代表の歴史

フェドカップでの日本の戦いの中で一番印象深いものとなると、1996年ワールドグループI・1回戦日本 vs. ドイツ」です。

大逆転の3勝2敗でドイツを破って初のベスト4。その奇跡への原動力となったのが大会2日目に行われた伊達対シュテフィ・グラフでの7-6(7)、3-6、12-10大勝利。2勝2敗で迎え勝負のかかったダブルスでは、ドイツはグラフまで投入して勝ちに来たが、長塚京子/杉山愛組が、ドイツペアを破りました。

2025年メンバー

しばらく低迷していましたが、現在シングルスでランキング50位台で内島萌夏と大阪なおみがおり、100位少しで伊藤あおい柴原瑛菜がいます(大阪なおみ選手は今回招集できませんでした)。

ダブルスでは4大大会で上位進出している日本人がたくさんいます。柴原瑛菜も実績十分ですが、今回は穂積絵莉青山修子で臨むようです。

今大会のルールではシングルス2本とダブルス2本とダブルスの重要性が増しています。これは日本にとって有利。

杉山監督の采配ですが、内島萌夏を軸に、伊藤あおいと柴原瑛菜の調子のよい方を当ててくると思われます。

内島萌夏

2024年5月にITFの大会で3週連続優勝を達成。5月20日付のランキングで80位となりトップ100入りを果たす。全仏で初めてグランドスラムで初戦突破し2回戦まで進出。全米オープンでも初戦突破し2回戦まで進出した。現在WTAランキング50位台

伊藤あおい

  • 世界ランキング104位
  • 日本ランキング3位(51位内島萌夏、55位大坂なおみの次)
  • フォア:スライス、ムーンボール、ショートクロスも扱う
  • バック:ライジングぎみ
  • ネットプレー:ボレー、ボレーへの詰め、スマッシュ、ドロップが上手で多用
  • 主な戦績:2024年10月ジャパンオープンで元全豪チャンピオンのソフィア・ケニンを1Rで破りベスト4

柴原瑛菜

WTAツアーでダブルス11勝を挙げている。WTAランキング自己最高位はシングルス132位、ダブルス4位

2022年全仏混合ダブルス優勝。2021年ウィンブルドン選手権で、青山修子と日本人女子ペア初のベスト4入り。2023年全豪ダブルス準優勝。

穂積絵莉

2018年全仏ではダブルスで二宮真琴とペアを組み、日本人女子同士のペアでは日本人女子同士ではグランドスラム初となる決勝進出

青山修子

2021年ウインブルドンで柴原瑛菜と日本人女子ペア初のベスト4入り。2023年全豪女子ダブルス準優勝。

写真はCymbiotikaサンディエゴ・オープンでの青山修子(近藤乳業)(Getty Images)

対戦国

カナダ代表

R・マリーノ、 M・スタキュジッチ、 V・エムボコ、 K・クロス、 A・アルセノー(カナダ)

今回、カナダは自国トップで世界ランク26位のL・フェルナンデス(カナダ)やダブルス世界ランク5位のG・ダブロウスキー(カナダ)が不在

ルーマニア代表

今回、ルーマニアは自国の上位選手を招集できず、世界ランク88位のA・トドーニ、同211位のM・ブルガル、同374位のG・クラチュン、ダブルス世界ランク368位のI・アマリエイ、同549位のM・ガエの5選手で大会に臨む。

まとめ

  • 4/11~13日に国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップのファイナル予選が東京にて開催。2023年チャンピオンのカナダとルーマニアと対戦
  • 内島萌夏、伊藤あおい、柴原瑛菜のシングルスと穂積絵莉、青山修子のダブルス
    伊藤あおいの代表デビューが注目!

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