こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。技巧派プレイヤーと対戦したことがありますか?
北信越ベテラン2Rは最近良い成績を出している全日本ボーダーラインの技巧派プレイヤー。フォアもバックもスライスを深く返球しミスを誘います。甘く攻めるとカウンターやパッシングが得意なので難しい相手。
6-4、2-6、ファイナル10-8で何とか勝利できました。スコア通り、どちらに転んでもおかしくない展開でしたが、前日相手の試合をじっくり見ていたことが功を奏しました。
北信越は全日本までのラストの大会、私フォアスラもベスト8でややポイントが上がり、ベスト4で全日本本戦ストレートインできるチャンス。
強敵ばかりなので、ベテランポイント上げは簡単ではないですが、1戦1戦を大切に戦います。
本日は北信越ベテラン2Rの試合を解説。

対戦相手はファアバック両スライスの技巧派プレイヤー
- 50才カテゴリー上がりたての最若手。足が速く、スタートが早いのでコートカバリングが50才カテゴリーでトップクラス
- フォアバックともにスライス主体で、パッシングはフォアはドライブでバックはスライス
- スライスのラリーでのミスはほぼありません。ラリーミスを誘い、甘く攻めたときにカウンターでパッシングが得意パターン
- バックスライスの方が精度が高く、クロスラリーが主体になる
- ネットプレー、スマッシュも上手であるが、積極的に仕掛けるわけでない
- 前日の1回戦ではドロップショットを頻繁に利用。逆にドロップをされてもドロップ返しが上手い
- 接戦の試合が多い
前日に1回戦をまるまる観察しました。相手も全日本に何度も出場している上級者でしたが、接戦をものにできる技巧派。
ゆっくり展開するのが得意なので、チャンスの起点は多くあると予想。甘い攻めはカウンターを待っているので、攻め切る、決め切ることができるかが勝負のポイント。

北信越ベテラン2R
1stセット
相手は予想通りスライスで深く返してきます。アプローチできるタイミングでは積極的にネットに詰めます。
サイドに振っても、バックのパッシングはコース、高さが正しく、ボレーで決めることが難しい。序盤は攻めるが最後のフィニッシュボレーが決まらず1-2に。
40-0までされ、1-3ダウンを覚悟したが、ここから一つ一つ返していきます。逆転でゲームを奪い2-2のタイに。
徐々にボレー精度が上がり、有利な展開でゲームを進めます。5-4でボレーに詰め、ブレイクし、セットを奪いました。
2ndセット
何とか奪った1stでは2ndの入り方が難しいです。守りにならないよう、積極的に攻めます。40-40でサーブ&ボレーをしますが、ネットミス。
2ndセットは守らない意識が強すぎて、厳しいアプローチミスが続きます。ミスが多いので、深く決まったアプローチでも、相手にプレッシャーが少なく、鋭いコースのパッシングを決められ、流れは完全に相手に。
ファイナルを覚悟しつつ、相手の長所、短所、本日のはまっている戦いを模索します。
フォアのパッシングが上手だが、フォアリターンはほぼスライス。しかも返球の質はバックより悪い。2ndの後半はフォアを要所で攻める戦いを模索しファイナルに備えます。

10ポイントファイナル
2-6で2ndセットは取られたものの、十分戦えると思え、ファイナルに突入。
サーブから3球目を強くアプローチしボレーで決めます。連続でボレーフィニッシュ。わずかなバックアウトはあるが、4-2でサイドチェンジし理想的なファイナルで進みます。
相手もパッシング精度は良いが、ここは守らず、チャンスにしっかり追い込みます。7-3、8-5などリードを保って終盤へ。
あと2本欲しいが先行し、連続でポイントを失い、ネット詰めで足をつり8-8まで追いつかれます。
ここで開き直り、10-8で勝ち切りました。
3Rの試合相手は元祖スライサー
- 3Rはお互い手の内をしっている元祖スライサー
- 本来厳しいドローだったが棄権ALTなどで楽な勝ちあがりに
- この1年で4度目の対決
- 力を出し切り、良い試合をしたい

まとめ
- 北信越2Rはフォアバックスライスを操る技巧派プレイヤーにファイナルセット勝ち。仕掛けるチャンスの起点は多いが、甘いアプローチはカウンターが上手く、スライスでもパッシング多く決められます。
- それでも左右に走らせ、ネットボレーが要所で決まり、ファイナルセットは主導権を握り、追いつかれますが、勝ち切りました。
- 3Rはお互い知り尽くした、元祖スライサー。良い試合をしたいです。
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