こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。格上との対戦では自分の力を発揮できていますか?冷静に準備し、結果が出ていなくても状況に応じた対応行動ができていれば勝つ可能性もあります。
実力がかけ離れている相手には仮に勝ったとしても、相手に原因があることが多いです。大切なのは少し格上の相手に競れたり、勝ち切る経験。今回はまさにぴったりの対戦となりました。ベテランの大会や市民大会に出場している人はもちろん、普段試合にエントリーしていない方でも格上の練習相手との対戦に参考にしてください。
四国3Rは昨年24年の全日本ベテラン(50才)ベスト16で現在ランキング10位台の格上選手です。気負わず、怖気ず相手を分析し、自分の長所をコート上で発揮することで6-3、6-4のストレートで勝利することができました。
四国ベテランテニス3R<上位シードとの対戦>
今大会の目標は3R突破し、準々決勝で実力No.1のオールラウンダーに挑戦することです
対戦相手
20代のときから一方的に知っているスター
私は大学サークルからテニスを始めましたが、対戦相手も大学サークルスタートです。大学スタートをサークルではフレッシュと言い、関西の一番大きいフレッシュトーナメントで優勝されています。
その後20代後半には香里グリーンオープントーナメントでも優勝しており、関西では有名人です。
私も大学フレッシュの中では上手な方でしたが格が違い、香里グリーンにも出たことがありますが、2回戦ぐらいまでしか行けていません。
特徴
もともとダブルスが得意なので、すべてのショットの精度が高いです。なかでもフォアハンドストロークは球が重く、角度をつけることもできるので警戒しなければいけません。
ボレーなどネットプレーも非常に多いですが基本は後ろから展開します。
最近の対戦
実は昨年の北海道毎日(Dグレード)の決勝で対戦し、3時間の激闘の末に勝利しました。最初で最後になるかもしれないDグレード以上での優勝。そのときよりランキングも上がり、研究もされているので難しい試合が予想されます。
1stセット
前日が雨だったため、ボールが少し滑ります。これはフォアスライスの得意な私に有利なため、積極的にフォアスライスでアプローチしネットに出ました。案の定バックのスピンを打ちにくそうにしていたので一つ攻撃のポイントになりました。
バックを狙いすぎると対応されるので、フォアにも散らします。そのとき浅く跳ねる球には気を付け、なるべく走らせながら打たせることを心掛けました。
強打のストロークなのでエースはあきらめますが、しっかり拾い、甘い球は主導権が渡らないよう常に攻めました。1stセットは6-3と取り切りました。
2ndセット
実力者なのでこのまますんなり2ndセットは取らせてくれません。1stゲームに守りに入らないように積極的にしかけましたが、ミスが先行し失いました。
少しずつ相手もこちらの展開に対応してきます。やや甘い球はフォアハンドで攻撃されてきました。ミスは抑えなければいけませんが、弱気の返球は逆転の展開になってしまいます。
ややリードしていた時点で得意のフォアボレーでイージーミスも出てしまいました。それでも全体の流れとして攻撃の姿勢で対応し、相手の強打は押し返すストロークをしていきました。
実は対戦相手は怪我明けだったそうで、ストロークの踏み込みにばらつきがあり、チャンスボールでのミスも多く助かった面もあります。
途中4-4まで競られましたがなんとか6-4で取りきりストレートで勝利することができました。
まとめ
格上が相手でも以下に注意し、自分の力を出し切ることで勝つ可能性がある
- 相手を分析し、複数のウイニングショットパターンを想定し試す
- 守りたくなるが、積極的な組み立てをし主導権を取る
- 途中劣勢になる状況もあるが冷静に状況を分析し、やれる対応を貫く
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