こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。敵わない選手との対戦は学びになるでしょうか?番狂わせを起こせれるにこしたことはありませんが、ぼろ負けでも現時点での自分の通用するショット、課題、差分が認識できるチャンスです。
ぼろ負けは気分も良くないですし、恥ずかしい気にもなるかもしれません。安心してください、他人はそこまで自分のことを気にしていませんし、年間たくさん試合をしていればそのうちの1試合です。何より自己成長にこだわると、結果や過程を素直に受け入れられます。
今大会は準々決勝でトップ選手に胸を借りることでしたので、この試合を解説します。
四国ベテラン準々決勝
四国ベテランはDグレードの64ドローのためベスト8で566ポイント、ベスト4で809ポイントが獲得できます。私の場合は上位3番目のポイントがCグレード32ドローのベスト4で607ポイントです。つまりベスト4になって初めてポイントが加算されます。
全日本ベテラン出場を目指している人は少しでもポイントを上げようと、グレードや大きさ日程を考慮してエントリーをする人が多いです。四国ベテランが行われる2月は他に大きな大会がないため、上位選手が参加しやすい大会(ポイントが獲得しにくい)です。
対戦相手
- 常にランキング1桁
- 24年全日本ベスト8(2回戦で優勝候補破る)
- マスターズチャンピオン
- 同世代トップレベルのオールラウンダー
このように、胸を借りるには十分な実力者です
グラスコート天然芝での直近の対戦
実は3か月前のグラスコート選手権(Cグレード)準々決勝で対戦しています。グラスコートはその名の通り天然芝の唯一の大会です。天然芝はウインブルドンで知られているように球足が速く、ボールが跳ねないのでボレーヤーが有利です。また非常にイレギラーが多いため、踏ん張ったストロークショット、ライジングショットなどが難しく、攻撃にも守備にもスライスが非常に有効です。
またボールが跳ねないのでドロップショットが決まりやすいです。スライス、ボレー、ドロップ、サービスが得意な私は一番好きなコートです。
グラスコートでは得意サーフェスで初対戦のこともあり、1stセットでセットポイントまで追い詰めましたがストレートで敗れています。今回は実力差から何ゲーム取れるかが勝負でした。
1stセット
相手のペースにならないよう攻めの姿勢で入りました。グラスコートではスライスが伸びたり、イレギラーもするのでアプローチが思い切ってできていたが、このコートは球足が遅くしっかり待たれて打ち込まれます。良いアプローチでも正確なパッシングがくるので、厳しいコースをねらいこちらからミスをしてしまいました。
最近好調のサービスも威力はあったが、ファーストサーブの確立が低く有利な展開に持ってこれません。グラスコートではリターンゲームがノーチャンスであった反省から、3球目攻撃されないようリターンのコースに注意しました。40-40のゲームポイントがあったり時折よい展開でポイントは取るものの、要所でしっかり決められ1ゲームも取ることができないまま0-6でファーストセットを取られました。
2ndセット
ファーストサービスの確立は低いものの特にこちらのテニスの内容が悪いわけではありません。実力差があると理解し、2ndセットは少しでもゲームを取ろうと粘ろうと思いました。
1stゲームであるリターンゲームで有利なカウントが続くも40-40まで追いつかれます。リターンを強く打つと珍しく返球がサイドアウトに。やっと1ゲーム取れました。
その後も何度かゲームポイントまでこぎつけることがありました。格上選手は大事なポイントほど確実でしかもしっかりした強い球が来ます。
バックをついての厳しいアプローチ、ネット際の厳しいドロップショットなど普通の選手なら決まるか簡単な返球がくるところ、えっと思う切り返しショットが何度も来ます。基礎ショットのクオリティの差を痛感しました。
結局何とか2ゲームはとったものの、2-6のストレート完敗でした。
その後の対戦相手
その後対戦相手は、私に勝利して勝ち上がった準決勝で第一シードに6-0、6-1、決勝でも6-0、6-0と圧倒的スコアで優勝されました。
まとめ
敵わない選手との対戦は学びになること
- 現時点での自分の通用するショット、できないことがはっきりわかる
- 上位との差分を認識し、やるべきことを再考できる
コメント