【25年全日本ベテランテニス選手権を解析】やはり実力者が結果を出す!

A試合全日本

こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。ベテランテニス最高峰の戦いである全日本ベテランテニス選手権が終了しました。

どの年代も皆この大会を照準として1年間準備しているベテランプレイヤーがほとんどなので、実力者が勝ち上がっています

これは、3セットデュースありという実力が反映されやすいゲーム方式であると同時に、他のベテラン大会より図抜けて大切な大会であるため、ここに照準を合わしているトップランカー同士の戦いだからと考えます。

私フォアスラは実力が反映されたというより、大会経験数、コンディション、サーフェスなどが合わさった珍しい例ですが、上位進出者は間違いなく実力で勝ち上がった人たち。

本日は25年全日本ベテラン選手権の結果を客観的に振り返りつつ、大会を通じて気づいたことを解説します。私フォアスラも全日本に毎年出場できるよう日々取り組みたいと思います。

各年代カテゴリー成績と直近ランキング(男子)

35才40才45才50才55才60才
優勝1位1位1位4位17位1位
準優勝13位2位10位1位13位4位
ベスト4
5位
8位
7位
8位
11位
12位
19位
22位
3位
7位
5位
27位
ベスト8


3位
6位
12位
19位
4位
9位
10位
18位
2位
9位
16位
22位
2位
8位
11位
17位
1位
12位
25位
29位
3位
15位
17位
22位

ほとんどの年齢カテゴリーでランキング1位の人が優勝しています。優勝した人も多くは接戦をものにしており、実力伯仲でしたが、やはり力のある人が結果を出しています。

ランキングは上位3大会、EグレードFグレード1大会の加算のため、少ない大会しか出場せず全日本に出場する実力者がいます。

50才優勝者はランキング4位ですが、誰もが認める実力ナンバー1。有本尚紀プロにも勝つここ数年無敗のレジェンド

55才は上位者も図抜けている人がいなく多くの人にチャンスがあった大会。私フォアスラの予想では第2シードの華麗なバックハンドを打つ徳島のコーチと思っていましたが、まさかの初戦敗退。2年前に全日本2Rで対戦いただいた方が優勝しました。

予選から上位に勝ち上がっている人は3名です。35才は16ドローなのでストレートインが12名と狭き門、40才以上では55才で1人だけ予選から勝ち上がりベスト8になっています。

この方もダブルスでは優勝経験があり全日本も長年ほどんど出場している有名選手。

予選シードと下位グループの本戦をかけた勝敗

35才40才45才50才55才60才
予選シード3勝5勝3勝3勝4勝6勝
下位グループ1勝1勝5勝5勝4勝2勝

35才は4名の予選シードと下位グループ、40才は6名の予選シードと下位グループ、その他の年齢カテゴリーは8名の予選シードと下位グループが本戦をかけて当日抽選し、戦います。

一般にランキング25位~32位が予選シード、ランキング33位~40位が下位グループなので体感的にはやや差があります

25年全日本ベテランの結果からは必ずしもシードが有利ではなく、下位グループにも十分チャンスがあることが示されています。これは大会数の少ない実力者がランキングが下位にいる場合もありますが、対戦の相性や当日のコンディションで変わる、番狂わせとはいえない実力者同士の戦いと言えます。

予選勝者の本戦成績

35才40才45才50才55才60才
優勝
準優勝1人
ベスト4
ベスト81人1人
ベスト163人1人2人4人2人
初戦敗退2人3人7人6人3人6人

どの年代も予選勝者が本戦で勝ち上がることは難しいです。1回戦ですら勝てている人が少なく、45才カテゴリーでは予選勝者同士の1回戦の勝者が唯一、予選からベスト16。

全日本出場、予選シードにも壁がありますが、本戦ストレートインとの壁がもう一段厚いです。

全日本ベテラン3年経験から

  • 3年連続ベスト16の結果には満足だが、改めて実力の最上位の結果
  • ベスト8、ベスト4を目指すには実力やランキングでトップ10に入る必要がある
  • ベテランポイントは非常によくできている制度でA~Dの上位3大会、E、Fの1大会。出場してればポイントが加算されるわけでなく、かといって出場数が多いとチャンスも多い
  • 大会での安定した活躍、上位ランカーへの勝利経験、競り具合、内容を重視し、実力を上げていくしかない
  • 「勝てない選手はもういない」といいたいところだが、まだたくさんいます。しかし、年々少なくなってきている実感

まとめ

  • 25年全日本ベテランテニス選手権の結果を各年代カテゴリー別にランキングと成績をまとめた。さすが皆が一番大切にしている全日本、実力者が上位の成績
  • 予選シードと下位グループの勝率は意外に競っている。しかし、予選勝者のほどんどが1回戦で負けており、40才以上では全体でもベスト8が最高成績。
  • 全日本ベテランで上位成績を残すには、実力を上げるしかない

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