こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。伊藤あおい選手はウィンブルドンで持ち味を発揮してくれましたが残念でしたね。
4大大会初出場で、フォアスライス伊藤あおい選手はウィンブルドン1回戦、得意のフォアスライスを上手く使い、1stセット2-5ダウンから5ゲーム連取しセット奪取。2nd、ファイナルも競りますが、最後は地力の差で逆転負け。
予選3勝し本戦出場を果たした望月慎太郎選手は同じく予選からのジュリオ・ゼッピエリと対戦。2-6,3-6,6-3,7-6(6),7-5と2セットダウンから逆転勝ちでグランドスラム初勝利です。
西岡良仁選手は負けてしまいましたが、大阪なおみ選手も1回戦をストレートで勝利し、2回戦に進出しています。
本日はウィンブルドン1回戦をコメントします。望月慎太郎選手、大阪なおみ選手の活躍を期待しています。
伊藤あおい選手の1回戦
当初、予選からの出場を予定していたが、本戦に欠場者が出たことで繰り上がりで本戦入り。
23歳のラヒモワとの顔合わせとなった1回戦の第1セット、伊藤は先に2度のブレークを許すも、2-5ダウンから5ゲーム連取でセットを奪取。
天然芝でのフォアスライスは滑って跳ねないので、相手がストロークで持ち上げることが難しく強打しにくいです。
得意のバックハンドも伊藤あおい選手はライジングぎみなので本来天然芝では難しいショット。クレーのときからそうですが、イレギラーするサーフェスでも伊藤あおい選手は難なくバックハンドをダウンザライン、ショートクロスにもコントロールできます。
1stセットは初対戦、天然芝の特徴に適応し、すばらしい戦いでした。
2ndセットはさすがに相手も適応してきます。スライスにも徐々に慣れ、強打も合ってきました。ここをもう一段ネットプレー、コースショットでタイミングを崩せればよかったのですが、4大大会出場選手はやはり地力が上です。
伊藤選手は非力ですがサービスが非常に良いです。この日はいつもよりサービスの調子が悪く、フォアスライスを軸に、ネット、ドロップ、サーブを多彩に攻めることができませんでした。
ファイナルセットは最近、5試合負けています。相手が慣れてくるので追いつかれやすいかもしれませんが、最近の課題。
個性でもありますが、脱力系で少し体力負けしています。特に下半身が弱く、こけるシーンも多くみられ本人も筋トレは嫌いらしいです。
フォアスライスは誰もが打てるものではない武器ですが、下半身が強化されると、より滑るショットができるので、センスにより磨きがかかると思われます。
ぜひフィジカルも強化してほしいです。

望月慎太郎選手の1回戦
22歳の望月は、予選3試合を勝ち抜いて2年ぶり2度目のウィンブルドン本戦入りの切符を獲得。直前に開催された芝でのチャレンジャー大会でベスト4、準優勝という好調。
ウィンブルドンジュニアでは日本人初の優勝をしており、縁起の良い大会。昨年の全仏オープン以来、グランドスラム4度目の本戦出場。1回戦は、望月選手と同じく予選を勝ち上がったゼッピエリ選手。
2セットダウンから、第3セットを6-3、第4セットをタイブレークの末に7-6(6)で奪って試合を振り出しに。ここで日没順延となり、翌日に試合が持ち越されました。
ファイナルセットは苦しいながらも、ネットプレーとコースショットでサービスキープ。6-5の第12ゲームでマッチポイントを握ると、リターンエースを決めて、グランドスラムで初勝利。
2回戦で第17シードのハチャノフ選手と対戦します。

大阪なおみ選手の1回戦
女子シングルス1回戦で、4大大会4度の優勝を誇る世界ランキング53位の大阪なおみ選手は、2年連続で1回戦を勝ち上がりました。予選勝者で同126位のタリア・ギブソン選手(オーストラリア)に6-4、7-6のストレート勝ち。
大阪なおみ選手は、相手を弾き飛ばすほとの強いフォアハンド、バックハンド、サービスの持ち主でハードコートを得意としており、芝は本人曰く得意でない。
ゲームの中では度々苦しい場面がありましたが、落ち着いて対処。地力の差で勝利。

まとめ
- 4大大会初出場で、フォアスライス伊藤あおい選手はウィンブルドン1回戦、得意のフォアスライスを上手く使い、1stセット2-5ダウンから5ゲーム連取しセット奪取。2nd、ファイナルも競りますが、最後は地力の差で逆転負け
- 予選3勝し本戦出場を果たした望月慎太郎選手は同じく予選からのジュリオ・ゼッピエリと対戦。2-6,3-6,6-3,7-6(6),7-5と2セットダウンから逆転勝ちでグランドスラム初勝利。
- 世界ランキング53位の大阪なおみ選手は、2年連続で1回戦を勝ち上がり
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