フォアスライスの伊藤あおい【WTA1000カナダ】3R負けもWTAランキング100位を切るか?

テニスニュース

こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。伊藤あおい選手ナショナル・バンク・オープン惜しかったですね。

1stセットは取ったものの、6-4, 5-7, 3-6の激闘の末に逆転で敗れ3回戦敗退となり、ベスト16進出とはなりませんでした。

それでも4大大会に次ぐWTA1000なので3R敗退でも高いWTAポイントが貰え、ランキングも自己最高の2桁が見込まれます。

日本人では49位の大阪なおみ選手、76位の内島萌夏選手に次ぐ3番目です。ランキングが2桁になると、4大大会の本戦出場やWTAツアー本戦出場もしやすくなります。

本日はナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール)3Rの解説と今後の期待をまとめます。伊藤あおい選手のさらなる活躍を祈ります。

ナショナル・バンク・オープン3R

フォアスライスのディフェンスが良い

相手の強打でも、サイドへの振られショットでも、フォアスライスで正確に返球。深く、跳ねないスライスは相手は強打できませんでした。また、センターへの返球も有効で、角度のあるショットを抑え込みました。

フォアハンドバリエーション

フォアスライスもサイドスライスをかけたり、強めに滑らせたり、数種類扱っていました。

ムーンボールが非常に有効で、相手はライジングショットが苦手だったのか、強い返球はあまりなかったです。状況に応じてショートクロスや浅い球はライジングぎみで強いショットも併用し、相手に的をしぼらせませんでした。

バックハンド

得意のバックハンドでは強いストロークの勢いを活かして返球。振られたショットも良いコースに返球し、よくしのいでいました。

少し甘い球は前に踏み込み、エースショット。攻撃でも守備でも角度のつけたショートクロスはさすがです。

ネットプレー

あまりネットに出る機会は少なかったですが、ネットプレーは上手です。しかし、プロは甘いパッシングは確実に決められるので、アプローチが重要。浅い球でのスライスアプローチがあれば、もう少しネットポイントが増えていたかも。

サーブ、リターン

サービス力の差が勝敗を分けました。リターンでフォアの強打を何度が試みましたが、ミスになってしまいました。エース気味の相手サービスも多く、ここは技術の差と思われます。

今後期待したいこと

  • 足腰、下半身強化:よくこけたり、バランスを崩すシーンがありますが、この試合も多かったです。守りも、攻撃も足腰がしっかりすれば、確実に1ステージ上のプレーができる
  • フォアスライス強化:今でも有効ですが、足腰がしっかりすれば、スライスをしっかり押すことができるので、もっと跳ねず滑るボールになります。対戦相手も研究してくるので、フォアのバリエーションに加え、スライスの強化も期待したいです。
  • サービス:伊藤あおい選手はサービスは良いですが、WTAツアー選手ももう一段上。サービスは力を必ずしも必要としないので、もう一段上の技術を取得できる可能性があります。最近はWTAでもサービスキープが主体になってきているので、サービスが強化されるとレベルアップ間違いないです。
  • 日本代表やWTA、4大大会でのチャンスを活かしてほしいです。9月のビリージーンキングカップのファイナル日本代表に招集されてほしいです。

まとめ

  • 伊藤あおい選手ナショナル・バンク・オープン1stセットは取ったものの、6-4, 5-7, 3-6の激闘の末に逆転で敗れ3回戦敗退となり、ベスト16進出とはなりませんでした。
  • それでも4大大会に次ぐWTA1000なので3R敗退でも高いWTAポイントが貰え、ランキングも自己最高の2桁が見込まれます。
  • 足腰、下半身強化いただき、粘り強いプレーができるだけでなく、得意のフォアスライスがもう一段上のレベルになることを期待

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