こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。フォアスライスを試合で使うことありますか?
サイドに振られたときにフォアスライスでディフェンスする人を良く見かけますが、本格的に攻撃でフォアスライスを試合で実践している人はまだまだ少ないです。
6月に北海道毎日ベテランに出場しましたが、一つ下のカテゴリーの45才で本格派フォアスライサーを見かけました。
フォアバックともスライスですが、フォアの方が質がよいスライス。ネットへもよく出ていましたが、ボレーで決めるというより、相手を詰まらせてミスを誘うプレー。
私とは違うタイプのフォアスライスでしたので、解説します。一度試合でフォアスライスを使ってみませんか?

45才北海道毎日で見たフォアスライサー
- 45才ランキング24位の全日本出場圏内の上級者
- 北海道毎日大会で準優勝、第4シード。
- フォア、バックともスライスだが、フォアスライスの方が質が良い
- ネットアプローチが多いが、ボレーのウィナーより、相手のパッシングミスを誘う
- フォアスライスは速度、コースのコントロールが良く、カット種類も多彩
とにかく跳ねさせないことを意識したスライスショットで、ラリー戦では相手が先に詰まってミスをしてしまいます。それがわかっているので、左右に振り、ネットプレーで揺さぶり、相手のパッシングミスを誘います。
サーブも跳ねさせないようにトスが低く、スピードは遅いが打ち込まれないスライスサーブです。
私フォアスラのフォアスライスと違い、ややスイングぎみ。スピードも速いスライスも使うので基本ラリーでの相手のミスでポイントを重ねていきます。

北海道毎日でのプレー

準々決勝の相手は、私フォアスラもITF愛知でペアを組んでいただいたことのある全日本常連プレイヤー。
序盤はフォアスライスを苦にせず振りぬかれます。こうなるとラリーで詰まらせることができません。ネットプレーで揺さぶるも、深い正確なロブが来て、スマッシュを決め切れません。前半は得意のパターにならず負けかと思いました。
しかし、フォアスライスの打ち込みはずっとは決まらないです。徐々に相手のミスが増え、スライスの沼にはめていきます。フルセットで見事勝利。
準決勝もフルセットに追い込み決勝進出。決勝の相手は杉村太蔵さんとYouTubeで対戦した、毎トーダブルス第1シード。今大会別次元の選手でした。
横スライス
フォアスライスにも、私が扱う縦スライスと横スライスがあります。
縦スライスはネット付近でホップするような感じで、ベースライン付近により跳ねず、滑ります。
横スライスは横回転がかかっているので、そのまま重力で沈んでいきます。ですので、スイングしてもバックアウトしにくいので安定。
やや跳ね、滑りにくいです。しかし、サイドスピンがかかっているので、横に跳ねるので相手は詰まりやすくミスを誘発できます。
縦スライスと横スライスを上手に使えるとさらに戦略バリエーションが増える。
北海道準優勝者はやや横スライス気味のスイングプレイヤー

まとめ
- 伊藤あおい選手だけでなく、45才カテゴリーで攻撃的にフォアスライスを操る、上位ランカーを発見
- ややスイング気味で、コース、スピード、回転も多彩にこなす
- ネットにも出るが、相手をパッシングで詰まらせミスを誘発できるタイプ
- 横スライス、縦スライスを両方扱えると戦略バリエーションが増える
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