こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。歩くと痛い、ジョギングができない場合試合はどうしますか?
普通なら棄権ですね。せっかく決勝までやってきました。やや悪い状態ですが、前日までもジョギングできない状態なので、同様にテーピングでがっちり固め強行出場。
相手は安定したストロークのオールラウンダー。負けないようにしっかり戦ってきます。1stセットは状態も悪いまま1-6であっさり取られました。
2ndもゲームがとれないようなら棄権と思い、サーブを強く打ちます。すると準決勝のように形になったポイント、ゲームを取れるようになりました。
唯一効いていたバックハンドへはボールが来ません。フォアハンドスライスをしっかり滑らせても、相手は落ち着いて返球してきます。
ここで、最近新しいショットとして取り組んでいる横スライスを試します。少し甘くても、サイドスピンがかかっているので回り込まれにくい。またバウンドが不規則なのでパッシングが難しい。ここを起点に攻撃ができました。
4-5ダウンながら15-40のトリプルブレークポイントまで追い詰めますが、ここで終了。
本日は北海道毎日の決勝を解説します。
対戦相手
- 23年グラスコート(天然芝)で勝利、昨年北海道毎日決勝でファイナル激闘の末勝利、今年四国オープンでも勝利していますが、相手の方がランキングが高く、最近も良く勝っている。
- 私フォアスラは大学のサークルでテニスをスタートした、サークルフレッシュ。対戦相手も同じ関西の有名なサークルでフレッシュ。それでも、関西同好会連合のフレッシュトーナメントを優勝している有名人で、学生のころから知っていました。
- 20代の活躍がすざましく、香里グリーントーナメントで強豪ぞろいのなか、第一シードで優勝。当時は昨年の全日本ベテランチャンピオンにも勝っていました。
- フォアハンドが安定していて威力があるストローカー。もともとダブルスが得意なため、サービス、ボレーなどオールラウンドに技術が高い。
- たまたま3連勝しているが、いつ負けてもおかしくない
コンディション
準決勝は、足が悪いながらも体調はよかったです。しかし、決勝の朝は歩くのも痛い。ジョギングができない。
準決勝の興奮が残っていたのか、十分な睡眠ができませんでした。その影響か、足の可動域が4日の中で最も悪い。
今更棄権してもしょうがないので、テーピングとサポーターをぐるぐる巻きにして、準決勝のような動きができればと期待しコートへ。
サイドステップ、サーブ、踏み込みはできる。遠いボールはあきらめ、正面のボールを強く返す、これまでの方法をとろうとします。

1stセット
序盤のリターンゲームでチャンスはありながらもブレークできず、初めのサービスへ。
軸足に力が入らない。「やばい」少し力を緩めてサービス。3球目攻撃も上手くいきません。運よくアプローチが決まり前に。ハイボレーでも軸足が決まらず大きくアウト。
軸足が使えないと取れるポイントの形がない。しばらくゲームを進めて身体を慣れさせようとします。
唯一よかったのが、バックハンド。かなり重い球が返球でき、相手のミスを誘発できました。しかし、相手はそこをきっちり警戒し、バックスライスもストレートに返球してきます。
1stセットは1-6とゲームが取れる感触なないまま終わります。しかし、身体は慣れてきて、軸足も踏み込めるようになりました。

2ndセット
ニューボールのサービスゲーム。これまでのように強いサーブを打ち主導権を取ろうとします。初めて形になったポイントが重なりゲームを取ることができました。
リターンゲームもラリーの中で甘い球はアプローチし、ネットに出ます。ブレークこそできませんでしたが、チャンスありです。
唯一効いていたバックハンドには相変わらず返球されないので、フォアハンドのスライスをさらにバックへ。そして、最近取り組んでいる横スライスを実践で試します。サイドスピンがかかっているので、回り込み逆クロスが打たれにくく、パッシングもバウンドが不規則なので難しく有効打。
1ブレークですがキープがつづき3-4ダウン。ここでリターンダッシュも仕掛けます。わずかにサイドアウトはしましたが、15-40まで追い込むことができました。
リターンミスが続きブレークはできませんでしたが、互角に展開。4-5の相手のマッチゲームでも15-40まで追い詰めます。
最後力尽きましたが、よくこの状態で決勝を戦い抜きました。

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