こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。格上選手とはどのように戦いますか?
ITF山梨MT400準決勝は9月のITF神崎川で先行しながらも逆転負けした格上選手。
高く跳ねるスピンサーブとエンドラインからも振り回すスピンの効いたストロークが武器なので、クレーコートは、さらに不利
幸い、相手は前日不戦勝だったので、準決勝が初戦。独特の高地クレーコートに慣れるのに時間がかかりました
1stセットを6-4で競り勝ち、2ndは地力の差から取り返されます。しかし、ファイナル10ポイントでは、その日調子が悪かった1stサーブがしっかり入り、リードしたまま逃げ切り、価値ある勝利
本日はITF山梨MT400準決勝を解説します。格上選手との対策に参考いただくと嬉しいです

ITF山梨MT400準決勝の相手
- ランキング15位のハードヒッター
- 大阪毎日Cグレード準優勝の実力者
- 同じ地元なので20代から知っており、当時から上手な選手
- 全てのショットクオリティーは高いが、試合ではフォアハンドストロークを左右に強く振り回すハードヒットプレイヤー
- ストローク振り回しが得意なので、エースも多いが、ミスもある程度ある
1stセット
山梨のクレーコートは綺麗に整備されていますが、イレギラーが多く、高地なのでボールが予想以上に伸びます
相手が慣れていない間に、強い球を押していき、チャンスがあればネットを取るようにします
イレギラーが多いのでエンドライン付近の強い球が効果的。バックのライジングが有効ですが、高地のためボールが伸びバックアウトのリスクもあります
1ブレークで並走していく中、リターンを強めに返し、ようやく4-4追いつきます
これまでの対戦ではここで、慎重にプレーし、逆に相手がいつも通りハードヒットする展開でしたが、今回はより強く攻めます
6-4で大切な1stセットを取りました

2ndセット
2ndセットも良い流れを続けたいですが、相手の慣れの方が早かったです。
徐々にフォアハンドの振り回しに合い、フォースドエラーをさせられます。リターンがボール1つ伸びる球が多く、相手ペースでゲームが進みます
この日はサービスに苦労しました。1stサーブが入らず、苦しいキープが続きます
2ndセットはリードすることなく、終始相手ペースで3-6で奪われます
ファイナル10ポイント
積極的に攻めること、リードを引き離されないことを意識。積極的なネットプレーから3-0リード
3-2と追いつかれそうになりますが、その後もリードを広げれました
ITFの大会はベテラン大会のタイブレークと違い、1、5、9、13、17ポイントでチェンジコート
この日非常に悪かった1stサーブが全部入ります。6-3アップからの2ポイント連続サービスエース気味のフリーポイントは決定的でした。
9-4から3ポイント取り返されますが、最後は相手のボレーミスで10-7フルセット勝利
格上相手の価値ある勝利でした

まとめ
- ITF山梨MT400準決勝はランキング15位のハードヒッター。相手が慣れないうちに深い球で攻め、1stセット奪取。ファイナルではこの日調子の悪かった1stサーブが全部入る集中力。格上に価値ある勝利
- 調子は決して良くなかったが、戦い方、攻めの姿勢、堅実な守り、勝負どころの集中力が良くITF初の決勝進出

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