こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。伊藤あおい選手がWTAツアーで大金星を上げたことをご存じですよね。
4大大会に次ぐ、ナショナル・バンク・オープンWTA1000で予選を勝利し本戦出場。1回戦を接戦で勝利し、約1年ぶりのWTAツアー勝利。
2回戦は格上のトップ10選手で2024年全仏、ウィンブルドン準優勝のジャスミン・パオリーニ。1stセット、2ndセット途中までは圧倒的な差がありましたが、相手の精度が落ちたところ、しっかりついていき2ndセットを奪います。
ファイナルはよく耐えてゲームが均衡したままタイブレークに。最後はリターンダッシュからのボレーで見事な大金星。
本日はナショナル・バンク・オープンWTA1000の伊藤あおい選手の活躍を解説。全仏予選、ウインブルドン、欧州遠征も決して悪くなかったですが、なかなか競った試合をとれなかったのでうれしいですね。

ナショナル・バンク・オープンWTA1000
ナショナル・バンク・オープン(カナダ)の男子はATPマスターズ1000、女子はWTAマスターズ1000に属し、年間上位ポイント選手のみ参加するファイナルズを除けばグランドスラムの次にポイントのが高い大会です。
ATPツアー・WTAツアーのマスターズ1000は上位選手の多くが出場します。グランドスラムが128ドローに対し、ツアーは64ドロー以下が多いため本選出場は反って難しいとも言えます。
以下はATPツアーWTAツアーの仕組みです。


参加選手
大阪なおみ選手 | 2回戦突破 |
内島 萌夏選手 | 1回戦敗退 |
伊藤あおい選手 | 予選を勝ち、本戦進出。2回戦突破 |
西岡 良仁選手 | 1回戦敗退 |
綿貫 陽介選手 | 1回戦突破 |
望月 慎太郎選手 | 1回戦敗退 |
最近の伊藤あおい選手の試合結果

ナショナル・バンク・オープン2R、ジャスミン・パオリーニ戦
さすが世界9位のジャスミン・パオリーニ選手です。強いフォアハンドを軸に、ネットプレーも上手く、伊藤あおい選手を圧倒します。
伊藤あおい選手もフォアハンドスライスでしのぎ、ときよりライジングバックハンドでカウンターを仕掛け何とか対応。フォアハンドもムーンボール、ショートクロス、ここぞの時には強く振りぬきが効果的でした。しかし、トップ10の実力はすごすぎます。
ディフェンスの良さから、徐々にジャスミン・パオリーニ選手のミスが増えていきます。4-4まで追いつき、マッチポイントもありましたが、動じず、ついていきました。
ファイナルセットになると互角になってきました。ゲームもリードし優位な展開にも。しかし、さすがトップ10選手。追い込まれてもしっかりコースに鋭いストロークを決めてきます。
タイブレークに突入しても一進一退。伊藤あおい選手も気負うことなく素晴らしいプレーを続けます。最後はリターンダッシュからのネットプレーで勝利。

まとめ
- 伊藤あおい選手が4大大会に次ぐ、ナショナル・バンク・オープンWTA1000で予選を勝利し本戦出場。1回戦を接戦で勝利し、約1年ぶりのWTAツアー勝利。
- 2回戦では、トップ10選手で2024年全仏、ウィンブルドン準優勝のジャスミン・パオリーニにファイナルセットで大金星。
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