【軽井沢ベテラン準々決勝】3度のマッチポイントをしのいで、準決勝進出

D試合

こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。同じタイプとの対決はどのように臨みますか?

軽井沢ベテラン準々決勝は同じく変幻自在のトリッキープレイヤー。昨年1度対戦しているので、ゆっくり付き合うダメと序盤から飛ばします。しかし、徐々に相手のペースにはまり、1stセットを逆転で失う。

2ndセットは苦しみながら対処しセットを奪い返しファイナルへ。ファイナルは攻めること、差を広げられないことを意識しますが、相手の良いショットが決まっていきます。

そこでもチャンスを待ち、3度のマッチポイントをしのぎます。1チャンスの逆マッチポイントを決めきり準決勝進出。

本日は軽井沢国際ベテラン準々決勝の試合を解説します。ゲームプランは崩れて試合中に立て直す戦略など参考になると嬉しいです。

軽井沢国際準々決勝の相手

  • 3年ほど前のグラスコートベテランCグレードチャンピオン
  • 25年全日本予選のシードとして出場
  • ゆったりとしたストロークで相手が先に攻めミスをしてしまうパターン。そうかと思うと、深いストロークがいった瞬間に、するりとネットに出てきます。
  • ラリー戦のゆったり感と逆に、厳しい守りのショットは瞬間的に速くなり、かなりの領域をカバー。ラストショットもエース級のパッシングがくるときがある
  • 力んだショットでないので、ミスが非常に少ない。追い込まれたパッシングも丁寧。
  • ネットプレーも得意だが、前に出る状況を見極めており、むやみに前にこない
  • 最近の大会では常に上位まで進出し、接戦に強い
  • 昨年の岡山秋季Eグレード決勝で初対戦。その時は先にフォアスライスで仕掛け、相手が慣れる前に8-4で勝てた

1stセット

ゆったりストロークをすると相手のペースになるので、早めに仕掛け、時間を与えないように試合に入ります。

序盤はプラン通り、こちらのペースで進み3-0リード。一気にこのセットを取りたいと、さらにペースを上げようとします。

変幻自在の相手ですが、唯一サーブは厳しくありません。リターンでたたき、リターンダッシュを試みました。

正面への強打はカウンターが上手いですが、少し左右への速い球はリターンダッシュで決まりやすい。しかし、相手のサーブ力を利用したカウンターリターンを得意としている私フォアスラは、やや遅い球の強打リターンは手元が狂います。

取り切れず、次のリターンゲームもミスから取り切れませんでした。安定していたサービスゲームも、攻め急いで、短い球のボレーネットミスが増えてきます。

徐々に相手ペースとなり、4-4まで追いつかれ、そのままセットを失いました。

2ndセット

1stセット途中からは完全に相手のペース。1つ1つのゲームを必死で取りに行きます。サービスゲームは有利に展開するも、フィニッシュショットでも素晴らしい切り返しをされます。

相手に押されながら、簡単なミスを減らし、チャンスのみ攻撃に転じます。

終始押されていた感じですが、1ブレークを守り、6-3で2ndセットを奪取。

ここで相手がトイレットブレーク。これはベテランの試合では良くあります。流れをいったん変えたいことが多いですが、注意しなければいけないのは、身体をいったん休めるので、ファイナル開始時に足がつりやすくなること

待ち時間中、上下のウエアを着て、筋トレ柔軟体操をし、いつも通りの試合前コンディションを保ちます

ファイナル10ポイントタイブレーク

ファイナルセットはしっかり攻めること、ポイント差をあけられないことが大切。

1stポイントでリターンがやや甘くなります。相手は今まで安全に返球してきましたが、スライスの厳しいアプローチ。何とかサイド気味にパッシングしますが、角度のついたボレーで届きませんでした。

注意していた一番悪い状況。気を取り直して、逆にアプローチでネットに角度のあるボレーをしますが、ナイスショットでパッシングされます。

相手の良いショットのため仕方ありませんが、タイブレークの入りは悪い状況です。

しかし、ここから差を広げらず、ついていきます。お互い2ndセットより良い状態で攻め合います。やや相手リードで終盤にさしかかり、7-9と先にマッチポイントを握られました。

ここでも攻めれるショットを打ち、1つ返します。8-9でも、崩した最後のスマッシュを決め追いつきました。

9-9でも、お互い攻めた上での、ネットミスで3度目のマッチポイントを握られます。ここもしのぎ、次もポイント取り逆マッチポイント。

1チャンスをしっかり攻め切り接戦をものにしました。

まとめ

  • 軽井沢ベテラン準々決勝相手は変幻自在のトリックプレイヤー。ゆったりしたストロークからカウンターショットが上手く、25年全日本ベテラン予選シードとして出場する強敵
  • 相手のペースにならないよう先に仕掛けるプランで序盤は上手くいくものの、リターンミスから崩れる
  • 2ndセットはプランを変更し相手ショットに対処。苦しみながら奪取。ファイナルは相手の良いショットが続き3度マッチポイントを握られながらも逆転勝ち

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