こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。もうすぐグラスコートシーズンが始まりますが、日本にもグラスコート(天然芝)のテニス大会あることご存じですか?
11月に佐賀県でグラスコートベテランテニス大会があり、もちろん天然芝です。おろらくまとまったコートがあるのは日本で佐賀クラスコートのみ。
私フォアスラも3年連続出場しており、結果も3年連続ベスト8。ウインブルドンなどで天然芝での試合を見たことがあると思いますが、実際やってみると、球足の速さより、イレギラーが多く、ただでさえ跳ねにくいのに、場所によってはほとんど跳ねないところもあります。
本日はグラスコートベテランの経験を踏まえてですが、天然芝でのテニスを解説します。チャンスがあれば一度天然芝の大会参加はいかがでしょうか?

テニスの大会とコートサーフェス
プロのテニスはハードコートが主体で、モンテカルロ~全仏までクレーコートシーズン、その後短いですが、天然芝のグラスコートシーズンでウインブルドンがあります。
ITFマスターズも世界基準に合わせて、ハードコート、クレーコートが主体です。日本で行われるITFの大会はクレーコートが多く、兵庫MT400のように一部オムニコートの大会があります。
一方ベテラン大会はほとんどがオムニ(砂入り人工芝)です。その中で、1大会のみ天然芝でするグラスコートベテラン大会があります。
ATP・WTA | ITF | ベテランA~Dグレード | |
ハードコート | 主流 | 主流 | 関西ハードのみ |
クレーコート | 春の欧州の大会がメイン | ベテラン大会では主流 | なし |
グラス(天然芝) | ウインブルドンと少し | ほとんどなし | グラスコート大会 |
オムニ(砂入り人工芝) | 国際基準にはいっていない | 一部あり | ほとんどの大会 |
コートサーフェスの特徴
グラスコート(天然芝)はオムニコート(砂入り人工芝)より、クレーの性質を併せ持ちます。
クレーコートのようにスピンボールは跳ねませんが、勢いは吸収され、クレー同等以上にイレギラーが多いです。
それでいて、オムニ(砂入り人工芝)より跳ねにくく、ボールが滑ります。
強いサーブを打つと、イレギラーもしやすいのでフリーポイントが取りやすく、滑りやすいのでボレーやスライスが有効です。というより、パッシングが難しいです。
それと、跳ねないのでドロップショット、ドロップボレーが非常に有効です。
跳ね | 滑り | イレギラー | |
ハードコート | 勢いそのままでやや跳ねる | 普通 | なし |
クレーコート | 勢い吸収され跳ねる | とまる | 多い |
グラス(天然芝) | 勢い吸収され跳ねにくい | 滑る | 多い |
オムニ(砂入り人工芝) | やや跳ねにくい | やや滑りやすい | なし |

グラスコートベテラン大会
- 11月に行われるベテランCグレード大会
- 以前は全日本グラスコートベテランB1大会で関西・関東オープンより格が上だった大会
- グラスコート佐賀テニスクラブ(天然芝コート14面)で開催
- 最大32ドローの制限があり、上位者よりエントリーされる。日程がはっきり決まっているので参加しやすい。
- ウインブルドン同様に白のウエアとズボン必須。シューズはバトミントンシューズ・グラス用シューズ(貸出あり)
- 霜が降りたり、前日の雨でも待機が多く、日没サスペンドも多い

まとめ
- もうすぐグラスコートシーズンが始まりますが、日本にもグラスコート(天然芝)のテニス大会(グラスコートベテラン:佐賀県)があります。
- オムニ(砂入り人工芝)のイメージより、クレーの要素が強い。イレギラーが多く、それでいて滑り跳ねない。
- グラスコートベテラン大会は白を基調とした服装、専用シューズですが、爽快な雰囲気で天然芝の試合ができる。
コメント