こんにちはベテランテニスのブログ管理人のフォアスラです。大切な試合を怪我して出場することありませんか?
前日に左太もも肉離れをしてしまいました。その日は何とかサポーターでぐるぐる巻きで対応し、何とか勝利。
次の日になっても肉離れは基本回復しません。ジョギングができない、これは試合しても1%も勝つ可能性はない。無理せずやれるところまでして、棄権しようと試合に臨みます。
サイドステップはできる。サーブ、バックの踏み込み足は悪くない。無理な追いかけだけを避けようと試合開始。
序盤相手の球は強いが、正面にくることが多く、強く返球。相手のコースショットはサイドアウトが多くゲームが取れます。
なんと6-1で1stセットを取っていました。
さすがに2セット目は甘くないだろうと思っていたら、相手が棄権。えっ?前日に腰を痛めていたらしく、全然気づきませんでした。
ほとんど勝つ可能性がないと思っていたところ、奇跡が舞い降りてきました。
本日は、北海道毎日の目標であるベスト4をかけた戦いを振り返ります。

対戦相手
- 実は第7シードを警戒していました。東海中日で強敵を倒しており、元全日本ベテラン王者にも互角の戦いをしていたので、対戦イメージ。
- その第7シードをストレートで倒しており、直近の戦績も良いのでこれはやばい!
これは、ラッキーなのか、もっと強い人と対戦しなければいけないのか? - 明治大学体育会の副キャプテン。実はキャプテンもこの北海道毎日に出場しベスト8。
- 鋭いフォアハンド、ネットプレーも得意なオールラウンドプレイヤー
試合開始前
肉離れは軽くても2週間程度かかります。当然1日では状態はかわりません。ハムストリングの肉離れのテーピングの仕方を調べ、痛みがでないよう、状況が悪化しないよう処置。
幸い、肉離れ以外の部位は筋肉痛は治っていました。昨年のふくらはぎ肉離れの経験を活かし、右のハムストリングもテーピングで保護。
ウオーミングアップでジョギングができない。ハムストリングは地面を蹴るのに必要な筋肉なので、シングルスの試合では致命的。
ジャンプ、サーブやバックハンドの軸足となる踏み込みには問題はないが、これは試合にはならないと予感。
相手が来ない、突如崩れまくるなど、特殊な要因がないと勝つことはないだろう。勝率は1%以下と覚悟し、せっかくの北海道なので舞台には立つと試合に臨みました。
1stセット
サーブは打てる、走れないが正面のボールは強く返球できるので、試合を放棄せず、勝負のつもりで1stゲームもサーブを打ちます。
意識的に、早めに仕掛けたいためか、正面の返球はいつもより強くカウンター返球。形になったポイントもとれました。
当然、離れた球は走れないので失点しますが、サイドステップはできるので、コートの真ん中周辺はカバーできている。
動けない状態から、相手は意識したのか、ややサイドアウトやミスが増えます。気づけば3-0リード。
当然このままいくわけはないですが、動けない身体の中でゲームの最適化ができてきます。アプローチできればネットプレーはもともと走らない。軸足で一歩で対応。ここに勝機を見つけます。
幸い軸足は問題ないので、バックハンドカウンター、フォアスライス、サーブは打てます。リードはいずれ追いつかれると想定し、早めに仕掛けます。
気づけば6-1で1stセットを取っていました。

まさかの棄権勝ち
1stセットが終わると、「棄権します」と。
「えっ?」私フォアスラじゃなくて?
相手は前日にストレートで圧勝していましたが、ぎっくり腰ぎみだったそうで、棄権をされました。
私フォアスラは明らかに動けていないので、それを認識した上での棄権なので状態は悪かったのでしょう。
試合中は全く気付かなかったですが、ややミスが多いなあとは感じていました。
全日本ポイントはベスト4が必要なので、この準々決勝が山場!やはりうれしい。1%以下の勝率と思っていたが、まさかの勝利
振り返ると、しっかり攻めており、動けないハンディを感じさせない6-1の戦いがこの結果に結びついたとも考えています。
全日本出場ポイント
6月現在3681ポイントで20位です。しかし、昨年の北海道毎日優勝ポイント1454ポイントは失効します。
除いた獲得ポイントは2834ポイント。これは例年の全日本予選ボーダー付近です。
北海道毎日のベスト4で2938まで伸ばすことができ、ほぼ全日本予選を確定させた。
全日本予選出場はベテランテニスの大きな目標なので3年連続は感慨深い。

まとめ
- 肉離れは1日では治りません。テーピング、サポーターでぐるぐる巻きにして対処。ジョギングすらできず、勝つ可能性は1%以下と覚悟。
- サイドステップはでき、軸足も大丈夫なのでバック、サーブが打てる。正面のボールを強く返し、走らなくてよいネットプレーに勝機を見出す。
- 怪我をしていないような強いプレーで気づけば6-1で1stセットを取得。直後に相手がまさかの棄権。
- 目標であるベスト4に入れ、ベテランポイント2938まで伸ばすことができ、ほぼ全日本予選を確定させた。
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